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亥の子

昨夜は「亥の子」だった
カレンダーにシルシをつけていたが晩酌中だったので失念していた
玄関のチャイムが鳴り子どもの声で「こんばんは~、イノコです」
慌ててカメラ片手に表へ出た

昭和53年(1978)9月30日発行の「美津島町誌」には
「イノコ」
旧暦10月初めの亥の日を亥の子といい、この日は畑にはいってはならない。新米で赤飯を炊き柳の木で作ったアイギョウを添えて、神様・仏様に供える。
また、イノコ餅もついて神棚にあげる。

          ――― 中略 ―――

一番イノコの晩には、子どもたちがイノコブリをして村中をまわる。
イノコブリは、丸い石を使うところ(今里・緒方・島山・鴨居瀬・など)と、松の胴切り
したものを使うところ(濃部・賀谷・小船越・黒瀬・大山など)があるが、・・(中略)
家々の大戸の前に行き、イノコブリの歌を歌いながら地面をたたく。
家々では子どもたちに金をくれる。(以下、省略)
  
また、昭和38年(1964)4月30日発行の「新対馬島誌」に「亥の子ぶりの歌」として
次の地区の歌が紹介されている。
瀬・厳原・鶏知・濃部・仁位・小綱・千尋藻・曽・櫛・青海・木坂・狩尾などで歌われた
亥の子ぶりの歌なのだろうが、多分、取材された編纂委員の耳で聞いたものを書き取った
のではなかろうか

他の地区にもあるだろうイノコブリの歌は取材の都合で省略されたのだろうか
新対馬島誌に収録されている鶏知地区の亥の子ぶりの歌だが
私が子どもの頃、鶏知地区で歌っていた歌と歌詞が少し違うように思う。
私の記憶(あまり定かではないが)している内容と違う

昨夜も、イノコブリに来た子どもたちの歌を聞いたが、最後まで歌わないので
「ちゃんと最後まで歌うてみんか!」と言ったら
「おっちゃん、だぁ~も最後まで歌うもんな おらんヨ」と、軽くいなされた

            カメラを意識したのか、恥ずかしそうに歌い始めた
亥の子1 (640x471)

            歌が終わった後、待ってもらいいろいろ尋ねた
亥の子2 (640x456)

            木製の槌 時代の流れだろうが、味気ないものだ
亥の子3(450x640)

            こちらは私が子どもの頃のもの スケールをあててみた
亥の子石 (466x640)

胴のくびれた部分にカズラをまき、そのカズラに引っ張り用のカズラを何本か通して使った
町内といっても「中の町」の20世帯くらいだったろうか
当時のお祝儀は、多い家で100円 後は10円~50円くらい
終わった後、世話役の家に行き「平等に配分された小遣いは100円前後!」
それでも当時の子どもたちには大金であった

昨夜のメンバーに小学生がいないので尋ねると、小学生と中学生の二班に分かれ地区割りを決めたそうだ
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まだ あるんだ~!

イノコ ね~ へぇ~未だあるんだね~ 懐かしい

ワシ達も子供の頃にやったね~ 最初の歌い出しは “ ♪ 一番イノコとゆうよさりゃ~♪” との歌い出しだった様な記憶があるね~ その後が出てこんばい

志多留でも最後の写真の石を使ってた! イノコの跡の穴にケツマズイテ足をクジイた人もおったヨ
志多留でもやってるのかなぁ~ 子供達が居ないか!!

No title

pegaさん
こんちは~
今、城下から帰ってきて昼飯を食べさせてもらいよるよ~

子どもが少なくなったね~
近所には小学生が二人、中学生も二人しかおらん
夕べ亥の子で回って来た5人の内、二人しか分からんやったよ

ここの歌いだしは

イワイマショウ イワイマショウ
オーセンタイコ タイコタイコ ゼンダイコ ・・やった
地区によって違うごてあるよ

敬意とともに…(イッチョン知らんばい・感)

ハルベのアン様、いい行事やねぇ~!(100円、そりゃあ盆と正月気分たい~!!)
まして、カレンダーに印ばつけとるちゅうのに、オンダァ感激したとよ!
pegaちゃんとこにも、こん行事が残っとって"唄い出し"まで出てきて、もうひとつ感激ばい。

木製の槌は見たこつあるような気がすると。石んほうはいっちょん知らん。

【ヨイトマケ】の道具みたいやなぁ…ち思うとる河童でした。

対馬はいいねぇ…!ようけ知らんこつばっか出て来るバイ(汗・嬉・汗)

風習

河童ちゃん
おはよ~
外は霧雨、室温20度、今のところ半袖生活の対馬地方です

もともと亥の子は五穀豊穣を祝う行事やけん、府中ん人はシランやろう
オンドんとこに「地蔵盆」がないみたいに・・・・
今の子供たちが亥の子の意味を理解しているチはおもわんけど、まぁ風習として残っていけばいいかな!

しかし、どっかの時点で「正調 亥の子ぶりの歌」を教えてやらな、とか偉そうに思ったりして ^^;

 

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Re: 亥の子の歌

丸山様

当ブログへご訪問いただきありがとうございます。
丸山様の実家と我が家は県道を挟んですぐ近くですヨ。

亥の子、懐かしいですね!
ボクたちの頃は川を挟んで、自分チの家がある地区だけを回っていました。
今は、子ども会全員で中の町を回っているようです。
中の町も子どもが増え、途絶えていた「子ども会・育成会」も復活し
夏休み中のラジオ体操などやっているようです。
最盛期の?「球技大会」は無理みたいですが。

次回の帰省の際は「お声掛け」ください。
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テマドハルベ

Author:テマドハルベ
団塊世代、もうすぐ後期高齢者。
花鳥風月、なんでもありのブログです。

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